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2011年10月4日

過熱する人気 その3

意外にも長編になってしまっていますが…

この時点で、テレビを見ながら

「おいおい、この3人でスプリントはきついよー」「11分も離れちゃったよぉ」と、

思ってレースを見ているのは私だけ…。

奥様達は、ヴァカンスの話に夢中でレースには興味なし(笑)

子供たちは、ヨーロッパカーのウエアーが写ると、全員誰でも

「パァパァ!!」って、テレビに群がる姿が、たまらなくかわいかった。

 さぁ、いよいよゴール地点にあるチームバスに向かうことに。

ふぅ~やっとだわ。と思っていたら、一斉に着替えやメイクをはじめ

その間、ベイビーたちを見てるのはわ、わたし、、、?(笑)責任重大っ。

奥様達の準備が整ったところで今度こそ出発。

大きなブランド物のサングラスをした奥様、彼女軍団とベビーカー4台が

レース会場に到着。どうしたって目立つでしょっ。早速、チームバスで

出待ちしていた女性ファン達(若い子)からの視線が刺さってきたぁ~

明らかにそれは敵視でしょ。という視線が送られ続ける。

「ほらっ、またいるわよ、お宅の旦那の追っかけがっ」

「あの子たち、しつこいのよー」

「近すぎるのよねっ。」

という会話が、他人事だから面白い(笑)

そして、遠巻きに見ている女子ファンの前をすっと素通りし、チームバスの

間を乗りバリケードをさらっと通りぬけ、ちらりと女の子ファンに視線を向ける。

はいっ、奥様軍団の勝ちぃ!!という感じ(爆笑)

Photo_2

 ↑会場に到着した時。まだ、レース中だからバスに人は少ない。 

最後はゴール地点を含む周回コースだから、実況で選手の名前が

呼ばれるたびに、「きゃ~!今の私の旦那様よー。」と飛び跳ねながら

応援する奥様たち!誰か選手の名前が呼ばれると、「ビアン!ビアン(すごい!)」

と、讃え合って盛り上がる。こういうレース観戦は初めてだったけど、

なんだか楽しかったなぁ~。レースの内容は楽しくなかったけどっ。

 レース後は人ごみをベビーカーでかき分けて、選手のもとへ。そして、

ファンに囲まれたバスの前で、ハグしてチュー。さすがフランス人っ…

と思いながら見ている私、日本人(笑)

 今までレースに同行して、チームの内部と選手しか見てなかったけど、

選手の家族と関わりを持つことで、ヨーロッパでの自転車選手の存在感や

価値、置かれている立場とか、すごく垣間見ることができたなぁ。

 特にフランス人にとって自転車選手は常にヒーローでなくてはいけない。

でも、そのヒーローたちは何よりも家族が一番大事で、その家族はヒーローを

誇りに思っている。

 あっ、でもそれは自転車選手でなくても

どの家族もみんな一緒かもしれませんね!!

  今度こそ、終わり。

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過熱する人気 その2

ツールドヴァンデの日、家から15kmくらいのスタート地点に自走で

見に行った私はスタートを見送り、急いで家に戻り着替えて今度は

車でゴール地点へ。ここではゴールから徒歩5分のところにある

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ペリーグ(家族ぐるみで一番の仲良し!!写真↑)の家で、

旦那様が走っているのをテレビで見ながらランチして、ゴールのころ

会場に向かいましょっ!。という選手やスタッフの家族の集まり…。

「奥様会」みたいなもの?!これがまた激しく疲れた。

まず、言葉。奥様達の会話が止まらずマシンガントークの合間に、

「ねっ、ミワ、そう思わない?」とか、「で、ミワはどう思う」と聞かれても

「・・・??」早すぎて聞き取れないからめっちゃ集中して聞いていないと、

話題もコロコロ変わるしっ。

どこの世も一緒で、奥様通しの派閥があることもひしひしと感じるから、

下手な返事すると、あぁ、あなたはあの人派ねっ。と言われ兼ねない…。

この加減が難しいっ。

さらにはbabyたち。下は3ヶ月から1歳2歳、3歳と、、、(笑)

話に夢中な奥様方は結構放置だし、見慣れない私のところに興味本位で

集まるベイビー軍団。一人を抱っこすると一人が足にしがみつき、

一人はいじけて泣きそうになるしっ。で、結局まとめて遊んでいると、

「今日はミワがいるから、いいわねぇ!」って、私はベビーシッターかいっ?

と突っ込みたくなったけど、ベイビーたちはめちゃくちゃかわいいから、

許す(笑)

 トマの奥さんが隣の席でシャンパン飲みながら語っていたけど、

「こないだスーパーに買い物に行ったら、おばさんにあなたトマの

奥さん?て、腕つかまれて買い物かごの中身見ながら、あらっ、

こんな食事じゃ駄目よっ。て言われたのよーっっ!!」というと

「あらっ、ひどいわね~」「あら、いやだわ~」的な反応。

「ベビーカー押しながらあまり歩きたくないから、車をチームバスの近く

まで入れさせてくれと言ったら、警備の人にだめって止められたのに、

私はヴォクレールの妻です。って言ったら、いきなり態度が変わって

警備人が車で先導して連れて行ってくれたのよ~。」という話には

一斉に、「そうそう、わかるぅ!!」「私もそうだったわ~」と。

 そういえばトマがスーパーでビールを買っていたら、おじさんに

「スポーツ選手はそんなもの飲んではいけない」と怒られた話も

聞いたことがある(笑)。ここまで来ると、かわいそう…。と思ってします。

 さて奥様会は、ゴールの時間が近づき、ゴール地点のチームバスに

向かうことになる。

                           その3へ

へっ、、、まだ続くの(笑)

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過熱する人気。その1

日曜のツールドヴァンデは、なんとも失敗レースに終わってしまった。

15人の逃げ集団にチームからは3人も選手が入って、後続には

スプリントに備えるユキヤ。そして、マークのきついトマが残るという

絶好の展開のはずだったのに、前に入った選手3人にスプリント力が

無いということをほかのチームに読まれていてたため、この15人で

スプリントになってもヨーロッパカーに勝ち目はない。ユキヤもトマも

後ろにいるから、これはチャンスとばかりに15人の逃げは逃げ切る

ために強調してベースアップ。残り80kmでタイム差は11分以上にひらき、

後続集団はサイクリング状態。チームとしては前にいる3人の選手に

託すしかない。普通なら、前の3人の選手はローテーションに加わらず、

逃げグループを崩壊させて、トマのカウンターアタックを狙うか、

ゴールスプリントに持ち込むことを考えると思う…。(私の勝手な意見だけどっ。)

でも、なんかしっくりこないレース。逃げに乗った3選手は「自分が勝ちたい」

という意思で動いてしまっていて次の展開とか考える余裕もなく完全に

焦ってるしっ。15人の中に3人の選手が入っていたら、何とかしてくれるだろうと

信じる後続に残った選手たちの思いは届かず、スプリント力では不利な

3選手はそれぞれアタックをはじめ、ペリーグが残り3kmで捕まり

アントニーもカウンターアタックするものの、10人に追われて結局アントニーの

6位が最高位という地元レースにして最大の失敗レース。

 後続集団はごっそりタイムアウト。最後尾でゴールしてきたトマは苦笑いで

大声援に手を振る。

 最近、トマ人気が過熱し、会場は異常なことになっている。

ヨーロッパカーのバスが包囲され、選手はスタッフに道を開けてもらわないと、

出走サインにも出ることができない。一度止まってしまったら身動きが

取れなくなってしまうから、駆け抜けるしかない。

 他のチームバスにはさびしいほど人がいないという、光景が続く。

ヨーロッパカーの選手が走っていれば=「トマ!トマ!」と言われ、レース後の

バスは、出待ちのファンが押し掛け、選手は外に出ることができない。

 私たちも、「はいっちょっと通してくださいっ!!」と、人をかき分けながら

でないと、バスに入っていけない。メカとか、人ごみをかき分けて自転車

運んだりしているからすっごく大変そう…。

Photo

 トマっ、トマっ トマっと、トマコールが鳴りやまない。この状況を治めるため

トマがバスから顔を出すと「きゃーーー!!!」と地響きのような歓声が起こる。

ほかの選手もバスから出られないので、トマはサインに応じるサービスをする。

2

その間にほかの選手バスから降りて、それぞれの車に戻る。という状態。

 元々、人気のある選手だったけど、ツールのマイヨジョーヌ効果というか

最近は怖ゎ~って思う。

                             その2へ     続く

 

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